【めざせFIRE!!】新NISAで武田薬品工業は買いなのか?

企業分析

日本の医薬品企業(製薬メーカー)での売上高は1位であり、世界の医薬品企業での売上高(2019年)は9位である。アステラス製薬(同18位)、第一三共(同20位)、大塚ホールディングス(同21位)、エーザイ(同29位)と共に国内5大医薬品メーカーのひとつである。

約80の国と地域で医薬品を販売しており、世界中に製造拠点を有するとともに、日本および米国に主要な研究拠点を有しています。

武田薬品工業の直近決算

2024年3月期第2四半期(2023年4月1日~2023年9月30日)の売上高は2兆1017億7百万円で前年同期比6.4%増加です。四半期利益は414億36百万円前年同期比75.2%減少でした。

当期純利益の2024年3月期の通年予想は930億円でした。2024年3月期第2四半期時点で進捗率は44.48%です。大幅な減益により進捗率は芳しくありません。業績だけをみると購入するのに躊躇してしまう銘柄です。

株価推移

直近1年間の株価をみてみましょう。2023年は4000円台からスタートし、一時4600円台まで上昇しましたが年末にかけて4000円代まで下落しました。武田薬品工業の2023年の株価はジェットコースターのように乱高下していました。2024年1月15日の終値は4,409円でした。

最終利益(億円)

期間最終利益(億円)
2020年3月期443
2021年3月期3,760
2022年3月期2,300
2023年3月期3,170
2024年3月期
(会社予想)
930

製品の独占販売期間の終了による収入減少、そしてコロナウイルスワクチンからの利益貢献の減少が予想されています。

クローン病に伴う複雑痔瘻治療薬「アロフィセル」(ダルバドストロセル)と非小細胞肺がん治療薬「EXKIVITY」(モボセルチニブ)に関して減損損失を計上することなどが響く。親会社の所有者に帰属する当期利益1420億円から930億円(同70.7%減)へと下方修正した。

配当推移

期間中間期末合計
2024年3月期
(予想)
94円94円
(予想)
188円
(予想)
2023年3月期90円90円180円
2022年3月期90円90円180円
2021年3月期90円90円180円
2020年3月期90円90円180円

配当金は右肩上がりで推移しています。2024年度3月期の配当予想は188円になっています。武田薬品工業は毎年の年間配当金を増額または維持する累進的な配当方針を宣言しており、高配当株としては非常に魅力的な銘柄です。

株価等指標データ(2024年1月11日時点)

企業名株価
コード
株価PERPBR配当金配当利回り配当性向
武田薬品工業45024,40974.40.98188円4.26%88.1 %
2024年1月15日時点

PBRは0.98倍で市場平均を下回り割安感があります。配当利回りは4%以上であり高配当株投資の対象には当てはまります。タイミングをみて購入をしたいと思います。

武田薬品工業の投資判断

今年どこかのタイミングで購入したいです。年初から日経平均が好調のため、武田薬品工業の株価も上昇しています。個人的にはもう少し値が下がってから購入したいのですが、今後どうなるかわかりません。

今年はマイナス金利解除、米国大統領選、自民党総裁選など株価に影響を与えそうなイベントが盛りだくさんのため、購入タイミングの見極めが難しい一年になりそうです。

アステラス製薬も分析していますので、あわせてこちらの記事もお読みください。

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