【新NISAで購入したい】安定の高配当保険株3選

企業分析

今回は、安定の高配当保険株を3つご紹介します。世界的に保険市場は成長が見込まれています。
世界の保険市場については、以下記事もあわせてご覧ください。

今回は安定的に高配当を維持している以下3銘柄を取り扱います。
3銘柄のサマリーは以下の通りです。

銘柄名株価PERPBR配当配当
利回り
配当
性向
所感
東京海上HD3,55512.21.63121円3.40%53.4 %安くなったら購入したい
SOMPOHD7,0807.240.98300円4.24%96.1 %金額が高いので購入を躊躇
MS&AD5,70010.840.84240円4.21%66.71%業績が不安
※2024年1月4日時点

まずは東京海上ホールディングスからみていきましょう。

東京海上ホールディングスは、東京海上日動火災保険などを傘下に置く2002年4月2日設立の保険持株会社です。2023年現在、総資産、正味収入保険料、純利益において国内最大の損害保険グループです。

東京海上ホールディングスの直近決算

2024年3月期第2四半期(2023年4月1日~2023年9月30日)の経常利益2759億円56百万円前年同期比126.8%増加です。親会社株主に帰属する中間純利益2050億円5百万円前年同期比109.4増加でした。

親会社株主に帰属する当期純利益の2024年3月期の通年予想は5750億円でした。2024年3月期第2四半期時点で進捗率は53.5%で、このままいけば通年の業績予想はクリアできそうです。

株価推移

直近1年間の株価をみてみましょう。2023年の年初は2700円台からスタートし、一時2500円台まで下落しましたが、日経全体の好調の影響を受けて3700円代近くまで上昇しています。

最終利益(億円)

期間最終利益(億円)
2020年3月期2,597
2021年3月期1,618
2022年3月期4,204
2023年3月期3,764
2024年3月期
(会社予想)
5,750

2021年3月期はコロナ禍の影響を受けて最終利益は大幅な減益となりましたが、2022年3月期以降波はあるものの、2024年3月期の業績予想は5,750億円です。

配当推移

期間中間期末合計
2023(予想)60.5円60.5円121円
2022年50円50円100円
2021年40円45円85円
2020円33円33円67円
2019年32円32円63円

配当金は右肩上がりで推移しています。2023年の配当予想は121円になっています。高配当株としては非常に魅力的な銘柄です。

株価等指標データ(2024年1月4日時点)

企業名株価
コード
株価PERPBR配当金配当利回り配当性向
東京海上ホールディングス87663,55512.21.63121円3.40%53.4 %
※配当性向は2023年3月期の結果を掲載

配当利回りは、3.40%と高配当株と呼ぶには少し物足りない気もします。しかし、PERは市場平均を上回っており割高感があります。そのため、現時点で購入するには二の足を踏んでしまいます。
もうすこし、株価が下がってきてから購入を検討したいと思っていたます。

東京海上ホールディングスの今後

東京海上ホールディングスHP

東京海上ホールディングスは損害保険料で国内首位ですが、今後10年間で高い成長が見込めるインドでは13位となっています。東京海上ホールディングスの海外利益比率は5割を超えており、海外の保険市場の成長を取り込めるポテンシャルは十分あります。今後は、日本国内において確固たる地位を確立し、海外での基盤も強化することが求められます。

続いては、SOMPOホールディングスです。

傘下に損害保険ジャパン株式会社をはじめとする保険会社を中心とした企業を持つ持株会社です。

SOMPOホールディングスの直近決算

2024年3月期第2四半期(2023年4月1日~2023年9月30日)の経常利益1,810億61百万円です。親会社株主に帰属する中間純利益1,315億25百万円でした。

親会社株主に帰属する当期純利益の2024年3月期の通年予想は2640億円でした。2024年3月期第2四半期時点で進捗率は49.8%で、このままいけば通年の業績予想をぎりぎりクリアできるかの瀬戸際です。

株価推移

直近1年間の株価をみてみましょう。2023年の年初は5500円台からスタートし、一時5200円台まで下落しましたが、日経全体の好調の影響を受けて7000円代近くまで上昇しています。
ビックモーターの不正請求問題もありながら、株価は上昇しています。

最終利益(億円)

期間最終利益(億円)
2020年3月期1,225
2021年3月期1,424
2022年3月期2,248
2023年3月期911
2024年3月期
(会社予想)
2,640

2023年3月期の最終利益は911億円であり、前年同月期59.5%減少となりました。国内損害保険事業が不調だったようです。国内損害保険事業の親会社株主に帰属する当期純損益は、前連結会計年度に比べて832億円減少し、550億円の純利益となりました。 

親会社株主に帰属する当期純利益の2024年3月期の通年予想は2,640億円でした。2024年3月期第2四半期時点で進捗率は49.8%で、このままいけば通年の業績予想をぎりぎりクリアできるかの瀬戸際です。

配当推移

期間中間期末合計
2020年3月期75円75円150円
2021年3月期80円90円170円
2022年3月期105円105円210円
2023年3月期130円130円260円
2024年3月期
(予想)
150円150円300円

SOMPOホールディングスは株主還元に積極的です。以下、株主還元方針を掲げています。

・修正連結利益の50%を基礎的な還元とし、業績動向や市場環境、資本の状況などを踏まえて追加還元を行います

・利益成長に合わせた増配を基本方針とし、株主還元に占める配当の割合を高めていきます

配当金は右肩上がりであり、高配当株投資をする私としては非常に魅力的な銘柄です。

株価等指標データ(2024年1月4日時点)

企業名銘柄
コード
株価PERPBR配当金配当利回り配当性向
SOMPOホールディングス86307,0807.240.98300円4.24%96.1 %
※配当性向は2023年3月期の結果を掲載

PBRは市場平均を下回りっており指標上は割安な結果になっております。配当利回りは4%以上で高配当株としては非常に魅力的です。しかし、金額が高く普通のサラリーマンには購入するには躊躇してしまいます。


MS&ADインシュアランスグループホールディングスは、三井住友海上火災保険、あいおいニッセイ同和損害保険などを傘下に置く日本の保険持株会社です。

MS&ADインシュアランスグループホールディングスの直近決算

2024年3月期第2四半期(2023年4月1日~2023年9月30日)の経常利益1,314億13百万円です。親会社株主に帰属する中間純利益875億11百万円でした。

親会社株主に帰属する当期純利益の2024年3月期の通年予想は2,800億円でした。2024年3月期第2四半期時点で進捗率は31.25%で、このままいけば通年の業績予想をクリアできずかなり厳しい状況です。

株価推移

最終利益(億円)

期間最終利益(億円)
2020年3月期1,430
2021年3月期1,443
2022年3月期2,627
2023年3月期1,615
2024年3月期
(会社予想)
2,800

2023年3月期の最終利益は1,615億円であり、前年同月期38.5%減少となりました。国内損害保険事業が不調だったようです。国内損害保険事業の親会社株主に帰属する当期純損益は、前連結会計年度に比べて430億円減少し、1412億円の純利益となりました。 

配当推移

期間中間期末合計
2019年度75円75円150円
2020年度75円80円155円
2021年度82.5円97.5円180円
2022年度100円100円200円
2023年度120円120円240円

配当金は右肩上がりで推移しています。2023年の配当予想は240円になっています。高配当株としては非常に魅力的な銘柄です。

株価等指標データ(2024年1月4日時点)

銘柄銘柄コード株価PERPBR配当金配当利回り配当性向
MS&ADインシュアランス
グループホールディングス
87255,70010.840.84240円4.21%66.71%
※配当性向は2023年3月期の結果を掲載

PBRは市場平均を下回りっており指標上は割安な結果になっております。配当利回りは4%以上で高配当株としては非常に魅力的です。しかし、業績に不安材料があるため、もう少し株価が下がってから購入したと思っています。

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