8316:三井住友フィナンシャルグループ
三井住友フィナンシャルグループは、三井住友銀行(メガバンク)、三井住友ファイナンス&リース 、SMBC信託銀行 、三井住友カード(クレジットカード会社)、SMBCファイナンスサービス (ファクタリング、信販会社)、SMBCコンシューマーファイナンス(消費者金融会社)、日本総合研究所、SMBC日興証券などを傘下に置く、三井グループ・住友グループの金融持株会社です。
三井住友フィナンシャルグループの直近決算
2024年3月期第2四半期(2023年4月1日~2023年9月30日)の売上高は4兆4,829億85百万円で前年同期比53.7%増加です。四半期利益は5,264億65百万円で前年同期比0.2増加でした。
当期純利益の2024年3月期の通年予想は9,200億円でした。2024年3月期第2四半期時点で進捗率は57.22%です。業績は順調に進捗しており心配はなさそうです。
株価推移
直近1年間の株価をみてみましょう。2023年は5600円台からスタートし、一時7400円台近くまで上昇しました。2023年の年末にかけて下落基調でしたが、2024年1月19日の終値は7,280円でした。
配当利回りが4%を切っているので、もう少し値下げしたら購入したいと思います。
最終利益(億円)
期間 | 最終利益(億円) |
2020年3月期 | 7,038 |
2021年3月期 | 5,128 |
2022年3月期 | 7,066 |
2023年3月期 | 8,058 |
2024年3月期 (会社予想) | 9,200 |
2024年3月期上期は連結粗利益・連結業務純益・親会社株主純利益のすべてで上期の過去最高益を更新しています。通期業績予想は当初厳しい業務環境を想定して8,200億円としていましたが、円安・株高等のマーケット要因もあり通期目標を9,200億円に上方修正しています。
配当推移
期間 | 中間 | 期末 | 合計 |
2024年3月期 (予想) | 135円 | 135円 (予想) | 270円 (予想) |
2023年3月期 | 115円 | 125円 | 240円 |
2022年3月期 | 105円 | 105円 | 210円 |
2021年3月期 | 95円 | 95円 | 190円 |
2020年3月期 | 90円 | 100円 | 190円 |
配当金は右肩上がりで推移しています。2024年度3月期の配当予想は270円になっています。高配当株銘柄としては非常に魅力的です。高配当株投資をする際には欠かせない銘柄です。
業績予想の上方修正を踏まえ、株主還元を強化しています。配当予想引き上げ・自己株取得(1,500億円)により、総還元性向は過去最高の62%です。
株価等指標データ(2024年1月22日時点)
企業名 | 株価 コード | 株価 | PER | PBR | 配当金 | 配当利回り | 配当性向 |
三井住友 フィナンシャルグループ | 8316 | 7,333 | 10.64 | 0.71 | 270円 | 3.68% | 40% |
PBRは0.71倍で市場平均を上回っており割安感があります。配当利回りが4%を下回っており高配当株投資をする身としては少し躊躇しますが、それ以外の指標をみるとぜひとも購入したい銘柄です。
三井住友フィナンシャルグループへの投資判断
配当利回りが4%を下回っているためもう少し値が下がったら購入したいです。タイミングとしては、3月末の権利落ち日以降の購入を考えています。
業績が好調のため株価が下がってくるのか心配ですが、日銀のマイナス金利解除の観測もあり銀行株に好影響を与えるイベントも控えており、今年中には必ず手にしたい銘柄です。