中小企業診断士とは
中小企業診断士とは、経営コンサルタントとしての唯一の国家資格です。
マネジメントスキルを身につけてキャリアアップしたいビジネスパーソンに人気の資格です。
中小企業診断士の資格を取得すると、経営全体を幅広く診断し、解決策を立案できる能力が身につきます。
試験全体での合格率は4%前後であり難関資格のひとつです。
中小企業診断士について詳しく知りたい方は協会のHPをご覧ください。
なぜ中小企業診断士になろうと思ったのか
世の中のことをもっと知りたいと思ったから
中小企業診断士試験を受験される方の中には資格を取得して「独立、出世するぞ」と熱い想いを持っておられる方が多くいらっしゃいます。
でも、私が中小企業診断士を目指した理由は少し異なります。
31歳のある時、ニュースを見ていると知らない言葉がたくさんでてきました。
「デフレギャップ、イールドカーブコントロール、長短金利差」
ニュースキャスターが何を言っているのかさっぱりわかりませんでした。
大学も卒業し、10年間社会人をやってきて世の中のことを少しは理解しているつもりでした。
でも、それは私の思い込みだったようです。
私が理解していたのはせいぜい半径数メートルの世界のことで、世界全体で何が起きているのかまったく知らなかったのです。
「このままではまずい、勉強しなきゃ」
そう思い、色々調べていくと中小企業診断士という資格に出会いました。
経営・法律・経済などを幅広く勉強できる資格と知り、「私に必要なのはこれだ」と直感しました。
この資格を通して、世の中のことをもっと知りたいと思い2021年10月に勉強をスタートしました。
受験歴
私のこれまでの受験歴はこちらです。
・令和5年度(2023年):2次試験不合格
1次試験は奇跡的に一発で合格しました。財務会計・経済学は40点台でしたが、他の科目で高得点をとることができ、ギリギリで合格できました。
1次試験の勉強はすごく楽しかったです。学んだことをスポンジのようにどんどん吸収していきました。
ニュースを見てもこれまでわからなかった言葉がわかるようになり、世の中を少しずつ理解できていくことに喜びを感じました。
1回目の2次試験は惨敗でした。勉強方法がわからず、とりあえず過去問を繰り返し解いて解答プロセスを理解するようにしましたがダメでした。おそらく受験生の中で一番点数が低いんじゃないかと思うぐらいの結果でした。(恥ずかしくてこの場でもだせないくらいです…)
2回目の2次試験は万全を喫してEBAという資格対策スクールに通いました。プライベートを犠牲にして勉強に励みました。勉強している中で「これはいけるかも」と手ごたえがありましたが、力及ばず不合格でした。
「この一年間なんだったんだろう…」
不合格という結果をみて落胆しました。
でも、時間は待ってくれません。令和6年度(2024年)の試験日は刻一刻と迫っています。
しかし、次に進みたくてもなかなかエンジンがかかってくれません。
その時ふと中小企業診断士になろうとした理由を思い出しました。
「そうだ、世の中のことをもっと知りたくて中小企業診断士になろうと思ったんだった。」
「こんなところで腐っている場合じゃない」
「もっと勉強して世の中のことをもっと理解できるようになってやる!!」
心に炎が宿りました。
今日から再スタートです。
私は、令和5年度中小企業診断士2次試験不合格でした。
私と同じように悔しい結果になってしまった方もいらっしゃると思います。
次に進みたくてもなかなかエンジンがかからない方は
ぜひ、自分に問いかけてみてください。
「なぜ中小企業診断士になりたいの?」